『ワタシがサーフィンを始めたきっかけ』
15歳の夏…
姉の元カレが、置き去りにしていったサー
フボードが家に転がっていた…
夏休み友達と海水浴ついでにそのサーフボ
ードを持って行った湘南の海…
当時、今程のサーファー人口ではなく鵠沼
海岸でさえ、まばらな状態で無人のブレイ
クがたくさんあった…
映画 『ビッグウェンズデー』を観て、サ
ーファーに憧れていたワタシの初めてのサ
ーフィンデビューとなった…
砂浜で見よう見まねでWAXを塗っていたと
ころ、海から上がって来た一人のおじさん
に声を掛けられた…
おじさん:
「ボク!!何をやってるんだい??」
ワタシ:
「これから サーフィンするんだ!!」
ちょっと格好つけながら答えると…
おじさん:
「あのねぇ・・・WAXって滑り止めに使う
んだよ!!」
「塗るの表、表」
笑いながら自分のボードに塗ってあるWAX
を見せてくれた…
ワタシはなんと!
ボードの裏側にWAXを塗っていた…
ワタシ:
「知ってるよ・・・汗」
「沈黙…」
おじさん:
「しょ~がねぇ~な~」
ワタシのWAXを取りボードに塗ってくれ
た…
おじさん:
「あそこのサーフショップに居るから分か
らない事があればいつでも遊びにおいで」
指差した道路の反対側に、小さなサーフシ
ョップがあった…
ワタシ:
「うん!!ありがとう!!」
おじさん:
「じゃ~ ガンバレヨ~」
ボードを脇に抱えて、笑顔で歩いて行った
…
「サーファーって、カッキーーー」
この時点で何か目覚めたような…
そして いざ! 海へ!
ボードの上に寝そべってパドルをしようと
しても、アンバランスで前に進むどころか
転覆の繰り返し…
仕方なく足の付く浅瀬で波の崩れた白いス
ープで遊んだ…
ボードが波に押されて滑り出した感覚は今
までに味わったことの無いなんとも言えぬ
『衝撃』が全身を走り抜けた…
『サーフィンって、はんぱねぇーー』
結局この日は、ひたすら波に巻かれて1日
が終わったが、最高に楽しかった気持ちと
、ボードの上に立てなかった悔しさがめぐ
りめぐった15歳の夏となった…
その後…
暇さえあれば海に通い、あのカッコいいお
じさんの店にも遊びに行くようになった…
サーフィンの素晴らしさを手取り足取り教
えてもらい、しかも、そのお店に通ってい
た人達までワタシの面倒を見てくれるよう
になった…
伊豆・千葉・茨城 たくさんのポイントへ
も連れて行ってもらった…
子供だったワタシをみんなが可愛がってく
れたことは、人生の課程での、物凄く貴重
な経験となった…
ワタシの頭の中は、いつの日かサーフィン
の事でいっぱいに膨れあがってしまった…
そして、あれから18年後…
2003年にサーフショップを始めた…
いろいろ経験させてもらった、素晴らしい
仲間と素晴らしい波を共有することが、人
生の良い波に乗れる方程式だと気づいた…
今では
『あの かっこいいおじさん』と同じ年齢
になったワタシ…
はたしてかっこいいおじさんになれたのだ
ろうか…
ん~…
程遠い…
だけどサーフィンを通して人生を楽しみ、
素晴らしい人達と一緒に過ごしていきたい
という思いは、しっかり受け継いだような
気はする…
INSISTとは…
「主張する」「言い張る」このような意味
を持つが…
ショートを追求…
技術を追求…
上手くなったその先に、また新たな楽しさ
を見い出せる追求…
このようにサーフィンとの向き合い方をみ
なさんに伝えていきたい方針で名づけた…
自分がそうだったように、大人になってか
らも、その考えを変えず、同じ志を持つ人
と前に進むと絆は深まるという経験をして
きた…
そう言った体験を共有しながらサーフィン
と関わりたいと考えている…
いろいろな経験は最後には宝物になる…
何かのきっかけで、上手くなりたいという
情熱が着火した時に、訪れて欲しい…
