ウェットスーツとワタシ…
どうでもいい話し 4
今日はウェットスーツにまつわる話しを書
いてみよう…
今から30年前…
当時、高校生だったワタシは、冬のウェッ
トスーツを買えずに悩んでいたところ、偶
然にもクラスメートの女子が
「ワタシのお母さんウェットを作っている
から頼んであげようか??」
そう、声をかけてくれた…
ここから、今では恩師となる、一人のおば
さんと出会う…
その同級生に連れられて家に行くと…
庭に小さなプレハブを立て、その中で1人
黙々とウェットを作っていた…
今ほどウェットスーツの需要も少なかった
為に、作れる技術者が少なく、様々なメー
カーから仕事の依頼を受けていた…
こんにちは、初めまして…
「あら、うちの娘が友達を連れてくるなん
てめずらしいわね…」
とても優しそうな印象だった…
「凄く忙しいので手伝ってくれない??」
会ってすぐに、こう言われた…
ここから、始まった…
ワタシはいつも学校帰りにおばさんの手伝
いをすることになった…
ウェットの型紙や裁断をするのがとても楽
しく、日々、顔を出した…
そのバイト代として、冬用のウェットを作
ってくれるということもあり、一生懸命手
伝った…
そして2ヶ月が過ぎ、初めてのセミドライ
を手にした…
当時の値段で6万くらい…
高校生のワタシには高額で買えなかった分
、その嬉しさはハンパではない…
波が無くても、毎日海に通った…
そんな、ある日…
その同級生から
「うちのお母さんがもっと手伝いに来てと
言ってるよ…」
そう言われたので、波が無い日は手伝いに
行くことにした…
あとから気づいたことだが…
そのおばさんの目的は、ワタシに全種類の
ウェットをあげる為だったと知る…
当時、早い時期に両親を亡くしていたワタ
シを自分の子供のように可愛いがってくれ
た…
ワタシも実の母親のように慕っていたし、
そのクラスメートの子とも仲良しになった
…
それから付き合いはずっと続く…
本当の家族のような付き合いとなり、何か
あると、必ず、おばさんに相談した…
サーフショップを出す時も、全力で応援して
くた…
本当の我が子のようにいつも見守ってくれ、
ワタシにとってかけがえのない存在となっ
ていた…
店を出した時から、おばさんは、いつもワ
タシにこう言ってくれた…
「やると決めたことは、絶対にやりとげな
さい!」
「それがあなたの信頼と実績に必ずつなが
っていくから…」
ワタシはこの言葉を今でも忘れずに実行し
ている…
そして、今から7年前…
旅行先の不慮の事故により、もう二度と会
うことができなくなった…
突然の知らせで、しばらく放心状態で立ち
直れなかった…
いろんなことが重り、お店をやめようとも
思った…
しかし…
「お店をやると決めた以上、中途半端では
やめられない…」
そう、強く自分に言い聞かせ、おばさんと
の約束を守り続けた…
あれから、だいぶ時間が経った…
だが、
今でも、新しいウェットを着るたびに、お
ばさんを思い出す…
いつか恩返しがしたいと思っていたが、も
うそれはできない…
しかし、おばさんから言われた「信頼と実
績」を作ることが恩返しだと、今でも思っ
ている…
ワタシがサイバーウェットスーツを取り扱
っている理由は…
この社長もおばさんからウェット作る技術
を学んだ1人となる…
つまり、兄弟子だ…
当然、コンセプトは
「ショートボードONLY」
その意志は、今でも曲げない…
同じ人生の指導者に巡り合い、その心を受
け継いでいる…
ワタシは当然、このウェットを押す…
