テイクオフの手の付き方をなぜ??左右ずらして置くのか??
テイクオフの手の付き方編
:てんちょ~、こんにちは!!
おーー、Mさん!!
こんにちは!!
:このあいだのブログ書いてくれて
ありがとう♡
:あとから読んだら、さらになっとく!
:あれからバタ足でテールを沈めなが
らパドルをすると、ボードが水平のま
ま立てるようになってきたので、前よ
りも立つのが明らかに速くなったのを
感じるようになった!!
:無意識でバタ足をやると足が少し開
いてしまう感覚もだいぶ分かってきた
よ!!
それは良かったね!!
無意識に足が開いてしまうことを理解
できたのは、凄い感覚の進化!!!
ボートのプロペラ動力の話しは、みん
なが、凄くおもしろかったって言って
くれていますよ!!
:あれは、何回読んでもおもしろいよ
(笑)
:それでね、てんちょう、今日も聞い
てもいい???
いいよ、いいよ!!
なんでも聞いてーーー
:テイクオフの手の付き方なんだけ
ど・・・
:てんちょう~が言う、両手を左右に
ずらして置くのは理解できるんだけど
、その後の動作。。。
:前の手でボードを走らせながら立つ
っていうのが、ぜんぜんできない(涙)
:今日はそのやり方を聞きに来たんだ
よね・・・
多分、そうだろうと思っています。
みなさん、そのポイントは必ず聞きに
来ますよ (笑)
前の手の押し込みはそう簡単にはでき
ない程に難易度が高いんです!!
そもそも、Mさんは
左右の手をずらして置くって、どんな
感じで手を付いているんですか??
:ブログに書いてある、前の手は通常
で、後ろの手は腰上くらいの位置??
:そんな感じで手をついているかな…
こんな感じ???↓↓
:いや、ぜんぜん違う(汗)
:前の手の指先がノーズよりに置いて
いるよね??
:ワタシはレールに指がかかるように
置いているよ。。。
そうでしょ???
指をレールにかけて手を付くのも正解
だし、指先をノーズ側へ向けて置くの
も正解なんですが・・・
:じゃ、どっちでもいいの???
どっちでも良くないんです(笑)
ここは、かなり難しい感覚なので、伝
えづらいんですが・・・
そもそもですよ!!!
左右の手をずらして置く理由は2つあ
るんです!!!
まずは、この2つの理由を理論的思考
で理解していきましょうか!!!
それから、指先の向きをどうするのか
を考えてみましょう。
:えっ、いいのーーー??
:嬉しいーーーー
:是非、教えて欲しい…
はい。わかりました。
では、まず左右の手をずらして置く
理由の1つ目からいきましょう!!!
下のギルモアのテイクオフの写真を見
ながら理論的思考を作っていきましょ
う↓
Mさん、前の手の位置を見てごらん↑↑
:じっーーー('ω')
:え”っーー
:指先が波側へ向いていない???
そうだよね???
:なんで、なんで????
まず、ノーズの上がりを防ぐ為に下に
押し込む意識が大事。
その為には通常の位置よりも少し前に
手を置かないとノーズを押し込めない
んですね。
:下に押すとテールが上がっちゃわな
いの???
Mさん、とても良い質問ですね!!!
そもそも、板を水平に滑らせて手を付
いているよね???
:うん、うん。
水平の状態から手を付くだけだと、失
速するのが分かる??
:なるほどねぇ・・・
:ボードが水平になっていると、通常
の手の位置では後ろ重心になりやすい
からノーズが上がるってこと??
そのとうり!!!
やっぱり、Mさん頭いいよ!!
さすが、みずがめ座 (笑)
ボードを水平に滑らせると、手を付い
た瞬間にスピードが一瞬止まるので、
通常の手の位置ではノーズが持ちあが
るんですね!!!
このボードが一瞬止まる感覚を気が付
ける人はほとんどいません…
従って、ノーズの上がりを防ぐ為に前
の手を通常の位置よりも少し前へ置き
、ノーズ部分を下に押し込みながら板
を水平に保つという技術!!
そして、次に!!
指先がなぜ??
波側へ向いているのか??
:うん、うん
:なんで、なんで???
理由がコレ↓↓
どうですか??
分かりますか???
:うん、手首を見れば分かる!!
:めっちゃ、波側へ力が入っているね
ぇ・・・
はい、大正解!!!!
ボードが傾いているでしょ??
つまり、どういうことですか???
:はい、はい!!!
:最初は前の手でノーズの上がりを回
避するために下へ押し込み、そして足
を付く瞬間に黒矢印方向へレールを押
し込んでいるから傾いているんだね。
:下から横へとボードを押し込むには
指先を波側へ向けていないとできなっ
てことだよね???
:手首を使っているってことかな…
そうです、そうです、大正解!!!
ボードが横向きで立っているでしょ↑↑
要は、ボードを下に押しながら横へ向
ける感じで板をコントロールしている
んですね!!
まさに、雑巾がけのようなイメージで
板を滑らしている感じじゃない???
写真をよく見てごらん↓
イメージがつくでしょ??
手を付いた時にはノーズは岸側へ向い
ているけど、足を置く時には横へ向い
ているよね??
これは、テイクオフの時に板を加速さ
せる為にコントロールしながら立つ技
術ということですね。
:なるほどね…
:奥が深いなぁ…
:そもそも、左手を前に出していない
とボードをコントロールすることがで
きないもんね。。。
:だから左右ずらして手を置くんだ!
:じゃ、どんな波でもこの左手で板を
コントロールしながら立つということ
なの???
そうなんだけど、波のブレイクによっ
て、コントロールする向きを変えてい
かなければいけないんですよね。
例えば、速いブレイクでは通常の手の
位置でレールをフェイスに入れる為に
真横へ向けたり・・・
この時には指先がレールにかかっても
OKパターン!
しかし、
ダラダラの波で真っすぐテイクオフす
る場合は、左手の位置をノーズよりに
置き、板を真下に沈めながら立つ!!
この時の指先方向はノーズ側へ向いて
いるということ!!
波のブレイクによって、左手の位置を
変えながらボードをコントロールして
加速をかけていかなければいけないん
ですね!!
:てんちょーーー
:でも、それって、波のブレイクを完
璧に読んでいないとできないよね??
そうなんですよ!!!
だから余計に難易度が高いということ
なんです!!
コレを
極めるには、もう、死ぬほどやり込ん
で経験値をあげるしかありません…
欲を言えば
いろんな波質にたくさん乗りまくると
覚えが速いんですが。。。
:そうだよね。。。
:波のブレイクを読んでいないと、ボ
ードを下に押すのか、横へ向けるのか
なんて、瞬間的にわからないよね・・・
そこで!!!
最初に練習しなければいけない事がで
すよ!!!
とにかく
左右の手をずらして置き!!!
左肩の付け根を内側へ向けながらボー
ドに左手の力がフル加重できる立ち方
を練習することが第一歩!!!
そして!!!!
指先の位置は!!
通常の波では指先がレールにかかるく
らいを目安に置き、
厚い波ではノーズよりに指先が向くよ
うに少し前に置く!!
このように上手く、使い分けができる
ようになれば、だんだん板を走らせる
感覚が出来上がっていきます。
そうなれば、ギルモアのように指先を
フェイス側に向けることも無意識で、
できるようになると思います。
:てんちょ、理論的には凄くよく分か
った!!
:あとは、陸トレからの実践練習を積
み重ねて、試行錯誤やり込めばできそ
うな気がする(笑)
そう、そう、それしかないですよね!
後は、客観視がとても重要。
自分の映像を見て、できているのかを
チェックすれば、一目瞭然ですよね!
では、では
左右の手をずらして置く1つ目の理由
とは・・・
「前の手でボードをコントロール」し
ながら加速をかける為というのが理解
できましたね??
言い換えれば、
「左手でボードを水平の状態を維持
する為にコントロールしながら足を
置く」
この動作がテイクオフの時に板を自
力で走らせて立て!!!!
そう、何度もお伝えしていますよね…
:うん、うん!!
:完璧理解!!!!
さすがですよ!!
では、陸トレをやる前に
左右にずらして置く、もう一つの理由に
行ってみましょうか???
この内容は本邦初公開となります!!!
:えっーーー
:そんな大事なことをブログで書いても
大丈夫???
ぜんぜん大丈夫ですよ!!
この内容は、相当な理論的思考がないと
解読できませんよ(笑)
:じゃ、ちょっと待って!!!
:頭を整理するので1回休憩させて(笑)
では、次のブログで説明していきましょ
うか(笑)
全力テイクオフ6をお楽しみに!!!
テイクオフで板を走らせながら立つ!
このポイントを理解していない方が
ホントに多いです。
「波に押されてサッーと立つ!」
中級者の方なら、それで構いませんが
上級者を目指すのであれば!!!
その感覚よりも、さらにスピードを付
けて立てる技術を覚えませんか???
いや、本気なら覚えるべきですよ!!!
次のブログでは、左右の手をずらす理
由その2!!!
「素早く立てる技術編」
これは、ほんとに大事な話しとなりま
す。
本気の方、限定内容となりますので
お楽しみに!!
ウェットスーツオーダーフェア開催
3mmフルスーツや真冬のセミドライ
がフルオーダー全身計測が無料となり
ます。
【9月23日から受付開始】
このチャンスをお見逃しなく!!