熱いですね!!
日焼け止めは必ず塗ってくださいね。
バタ足を連動させる
お店での勉強会編2
海帰りに立ち寄ってくれたCさんと
の会話。。。
:てんちょー、ちょっと見て欲しい
んですけど、いいですか??
いいよ、いいよーーー
:今日、ビデオ撮ってもらって自分
のテイクの映像を見たんですが、本
当にショックを受けました。
:そのテイクの映像がコレです・・・
どれどれ
ん・・・
:自分ではかなりみぞおちを浮かせて
早めにバタ足をしかけているつもだっ
たんですが、イメージとはまったく違
うパドルで、しかも板がぜんぜん走っ
てないですよね(涙)
そうだね・・・
パドルの力だけで水をかく意識が強い
為に、出だしからみぞおちが板に付い
てしまっているのでテールが浮いたま
まの状態になっちゃってるね。
だから
力まかせにパドルをしている感じに見
えちゃうのよね。
つまり、「ムネ重心」スタートってこ
ういう風になっちゃうんだよ!!
:いざ、波の根元からテイクオフしよ
うとすると、どうしてもパドルの力だ
けで漕ぎ出しちゃうんです。
仕掛けるタイミングが思っているより
も遅いかな…
何度も言うけど、みんなそうなんだよ
!!
まず、板を滑らる感覚をムネの力で押
し込もうという概念を書き換えないと
改善できないよ!!
:なんとしても、改善したいです!!
じゃ、
今日は少し視点を変えてみようか!!
:はい、ぜひとも、お願いします。
:このままでは今日は寝れないです。
では、質問ですよ!!
下の写真を見てどう思う???
↓↓
:板の上にお腹しか乗っていませんよ
ね・・・
じゃ、重心は???
:てんちょうが言う「へそ」ですね?
そうだよね??
これは、雪の上でのそりでも同じ重心
で滑るよね??
なんで???
:安定というか固定させるというか…
物理的にそうだよね??
サーフィンは板が長いけど、同じへそ
で重心を取れば早く走るイメージは付
くよね??
:はい。写真を見るとイメージできま
す。
:へそに重心をもってくることで、体
の中心部分でバランスを取りながら滑
っているのがよく分かります。
「へそ重心は間違い!!!」
そう言う人もいるけど、物理的に正し
いのを理解しないと迷うからね!!
じゃ、実践で説明していこう!!!
:はい、よろしくお願いします!!
テイクオフの時の出だしのパドル!
波の根っこでの寝そべり方ね↓↓
上の写真と先ほどの自分の映像と見比
べると何が違うのかわかる??
:てんちょう、自分の体勢と見比べる
と1発で違いが分かります!!!!
:自分では足を閉じているつもりでし
たが、上の写真のようにヒザがくっつ
いてないので、完全に開いてしまって
ますね・・・
そうだよね…
ここが重要!!
なかなか自分では気づけない領域っ
て話しをブログでも書いたでしょ??
だから、何度も言うけど少しでもヒザ
どうしの隙間を作るとテールが押さえ
にくくなる為に、重心が前にズレてし
まうんだよね。
そうなると
結果的に、テールが上がったまま!!
パドルの力だけで漕いでいるで、必死
に力を使っている割には板が走らない
ということを理解できる???
:さっきのボディiーボードの写真のよ
うに、お腹を中心に板を滑らせていな
いのがよく、わかります。。。
:板にムネが付いて、必死で下に押し
込んでいるビジュアルが切ない…
:てんちょ、なんとかしたいです…
だよね!!
ムネで板を押し込もうとするとアゴも
前に伸びあがり、板が落ちていかない
とアゴをついちゃう形だよね・・・
下を向いたままパドルをするしかで
きない状況も作ってしまっていがち
。
みぞおちが浮いているとアゴは引いた
ままの状態だから!!
この体勢の差は、天と地くらいに違う
よね!
まず、意識しなければいけない事は!
波の根本、フラットの場所で!!!
お腹で板を押さえ込めるように肋骨で
支点を取り、みぞおちを指1本分浮か
せること!!
そして
ヒザの位置を1、2㎝前にずらし
くっつけてテールを押さえること!!!
上の写真はピタッーとくっついている
でしょ??
しかも、波のフラットの場所なのが分か
るでしょ??
では、ここからは体感する実技です!
じゃ、この体勢を
今、床でやってごらん・・・
:はい。
下の写真と同じように意識してごらん
↓↓
いろいろ試し中です(笑)
:てんちょーーーーー
:分かりました!!!
:大発見です!!!!
:ヒザの位置をやや前に置き、くっ
つけるように「締め付ける」または
「絞る」ような意識だと、もろに腹
筋に力が入ります!!!!
:おしりの穴にも力が入ります!!
:みぞおちを浮かせていることでさら
に地面に加重がかかって、この肋骨と
ヒザで板を挟む感じがイメージできま
す。
:ヒザを絞ることで重心がへそに自然
となります。
:あってます???
もう少し、新たな発見が欲しいな!
その態勢のまま、じっくり考えて(笑)
:てんちょーーーー
:これだ!!!!!
:要は身体全体を絞るように力を入れ
ることで、ボードのストリンガー上の
直線的な力で板を挟んみこんでいる状
態になりますよね??
ハイ!!!
大正解!!!!!
体の力をストリンガー縦軸に合わせて
押さえ込むことで板に最大の加重を掛
けられるでしょ??
それが、板を挟み込むねぞべり方!!
かなりの上級技術だけど
ただ、ボードの上に寝そべる感覚とは
まったく力の使い方が異なるでしょ?
:はい、ぜんぜん違います!!
:背筋力が必要ですね・・・
では、、、次!!!
その体勢を維持しながらバタ足をし
てみて!
:バタ足中・・・
:てんちょ、どうですか??
:こんな感じですかね??
はい、ダメーーーーー!!!
バタ足をしていると微妙に足が開いて
しまってますよ!!
:マジっすか???
足を開いてしまうと縦軸線の加重が
崩れてしまうんだよ!!!
そもそも
バタ足のやり方をもっと改善しないと
だな・・・
ちょっと、この写真を見て↓↓
そもそも
バタ足は太ももを上げるように足を
真っすぐ伸ばし!!!!
足首を柔らかくしならせるように連
動させるんです!!!!
ヒザで押さえた支点がズレない為に
もこれは絶対に練習しないとNGで
すよ。
バタ足のやり方とは!!!
両足を真っすぐ伸ばし、親指どうしが
擦れるように太ももを動かすことで、
足を閉じた状態を作れるんです。
:ちょっと、やってみます。
:親指どうしががぶつかるような感じ
でやると足を閉じている感覚になりま
す!!
そうでしょ??
みなさんヒザを折ったバタ足をイメー
ジしているけど、そもそもその考えが
NGですね!!!
そして、足を閉じているようで、閉
じていないことに気づけないんです!
だから、板と体がブレるんですよ!!
分かったかな????
:はい、心の奥まで届きました(笑)
では、もう一度、下の写真を見ると
大きな気づきがあるはずです↓↓
:はい、完全に分かりました!!!
:さっき話した、板のストリンガー上
縦軸で身体の力を使って板を抑え込ん
でいるのが明確に分かります。
:そして、なによりも
:足を閉じてテールを押さえているこ
とで、テールの上下の動きをコントロ
ールしているってことですよね??
最初のブログ
■上級パドリング でも話したけど
へそ重心だと、シーソーのように水平
にバランスを取らなくてはいけないっ
て言ったことを理解したでしょ??
そして、その話しの後に動力の問題で
ボートのプロペラの舵の役割と同じ原
理でバタ足の力を使いましょうって話
し!!
ヒザでテールをコントロールしてい
るだけではなくて、肋骨でもノーズ
をコントロールしているから、そこ
を勘違いしてはNGですよ!!!
「このコントロールができるからこそ
ボードの前に乗ってもノーズが刺さら
ない!!!」
:はい。十分に理解できました!!
:そして、これは、理屈だけでは絶対
にできないことも分かりました。
:普段の陸トレや筋トレ含めてやり込
みたいとおもいます。
:今日は忙しいところありがとうござ
いました!!
:ものすごく勉強になりました!!!
難易度が高いので、そうとうな本気で
取り組まないと、モノにはできないの
で死ぬ気で練習してくださいね!!!
では
またの報告を楽しみにしていますね。
今日一番の重要な話しは、身をもって
理解してくれたCさんの言葉で
テイクオフの際
「パドルをおもいっきりやっているの
に板が走っていない・・・」
この部分に気が付けたのが一番のポイ
ントとなります。
ここは、ホントに自分では気がづけな
い領域でもありますからね。
みなさんは、頭の波でも普通に沖に出
るパドル力はあるのに、テイクオフの
パドルだけ遅いっておかしいですよね
??
ここに気づけるかどうか・・・
パドル力があるのにテイクのパドルで
板が走らないのは、バランス調整力が
足りません!!
ここを見つめて改善するのか、しない
のか??
ライオンズゲートが開いているうちに
本気で取り組んで改善して欲しいです…