結局はテールを蹴る為には基本的な部分が重要となります…
基本に戻れ編
このブログシリーズは今日で最終章
となります…
最近の出来事から…
リッピングのキレを出す猛練習をして
先日、伊豆で認定試験の2級を受けた
お客様が来店…
結果は残念ですが不合格となりました
…
「てんちょう、先日の試験ではいい感
じのリップが決まり、受かったかもし
れない…」
「そんな想いでジャッジに聞いたとこ
ろ…」
「もう少し全体のスピードとリップの
キレが欲しいところですね…」
こう、言われました…
「てんちょう、スピードを出す為にも
どの部分をやり込めば良いですか?」
「なんとか受かりたいので、教えてく
ださい…」
このような前向きなご質問をいただき
ました…
悔しい想いを経て、プライドを捨てた
時に初めて運命の歯車は回ります…
基本を忠実に作り上げることです…
では、今日はライディングピードを出
す為の基本的な部分をすべてご紹介し
ます…
これをやれば確実に上級者へなれる!
そんな内容で
「本気の方限定」でお届けします。
お手本はマテウス・ハーディ↓↓
【XERO GRAVITY】
■5’8×18 3/4×2 1/4 25.6㍑
---------------------------------
【MONSTA10】
■5’9×18 5/8×2 1/4 25.5㍑
--------------------------------
■身長:175㎝
■体重: 70㌔
------------------
では、ここから、上達する為にやるべ
きことを順々にご紹介していきますの
で、全集中で読んでくださいね…
熱く語りますので、表現がキツイかも
しれませんがご了承ください…
では、まず
「スピードを出す為には!!」
そもそも、テイクオフから板を踏み込
んで「初速」を出せる技術ができるの
かどうか???
ここに戻ります…
単に波のブレイクに合わせたテイクを
すると、波が崩れるスピードと同化し
ます…
テイクオフが速いとは、波が崩れる前
に立たないといけないのは分かります
よね??
波のブレイクと同化するというのは、
自力スピードではないということです
…
いいですか!!
ただ、立つ事だけを考えたらブレイク
に合わせてテイクしても構いませんが
、立ってからボードを強く踏み込んで
スピードを出すことには繋がりません
…
どんなブレイクでも「初速」を付けて
素早く立ち、板を踏み込んでスピード
を上げることを常に考える思考がない
と絶対に上達しませんよ…
従って
ライディングスピードを上げる為には
、まずはテイクオフのスピードを上げ
ないと、どうにもならないというのが
「本質」です…
ここを真剣に見つめるんです…
では、ここで、普通にテイクオフがで
きる中級者の方に向けて、より、速く
立つ為の「改善点」をピックアップし
ます…
ライディングスピードを上げて「テー
ルを蹴る」までのプロセスとして考え
、改善する気持ちを持ってください…
そして、スピードを出す技術を「1か
ら7」まで書いていきます。
つまり!!
この1から7をしっかりとやり込めば
100%上達します…
いいですね??
では、さっそくいきますよ…
まず、素早く立つテイクオフというの
はボードが「水平の状態で立つ」とい
事が「明確な基準」となります…
従って、ボードを水平の状態で立つ技
術からもう一度、見直しましょう。
下の写真の両足をご覧ください↓↓
ボードを水平の状態で立つ為には!!
そもそもパドルの姿勢を!!
「ボードと身体が水平の状態になって
いなければいけません…」
上の写真のように両足を閉じるという
ことが、水平を保つ重要なポイントな
ので、ここを細心の注意を払ってくだ
さい。
少しでも足を開くと水平を保てないと
いうのが「真理」です…
いいですか!!
これは、ほとんどの中級者の方はでき
ていません…
両ひざをくっ付けると、恥骨に板が当
たり、その「支点とヒザでテールを沈
ませる」ことができます…
ヒザをくっ付けて骨盤で押さえ込むイ
メジです…
「へそ重心」を取る為の大事なポイン
ト…
しかし、ヒザをくっ付けると下半身で
ボードを押さえるバランスを保てない
状態になるので、無意識に足を開いて
しまうものです…
ポイントはヒザをくっ付けられるのか
???
まず、ここが
ボードを水平に滑らせる為の必須項目
となりますので完全に見直すことです
…
できていると思っていても、できてい
ません…
言い切ります…
意識し続けてください…
次に、ボードを水平に滑らせるとテー
ルが押され波の前に出る体感をして初
めて!!
うねりから立つ合図となります…
そこで!!!
波の前にボードが出た瞬間!!
「肩甲骨を寄せながら左手に力を入れ
て手を付きます」↓↓※レギュラー
そして、さらに!!
左肩の付け根を「内側へねじり込み」
身体を進行方向へ伸ばす力を使います
↑↑
この力を使い板に加重を掛けながら足
を付くことで、自力スピードを付けら
れるんです…
この動作を行わないとボードの水平は
崩れるんですよ!!!
水平が崩れるとノーズが上がり、ボト
ムへ落ちるスピードを損ないます…
従って!!!
このポイントでは、少しでも「右手」
に力が入るとボードの水平が崩れて失
速してしまうことを理解することです
…
いいですか!!
あなたは「右手の力」を抜き切れてい
ません!!
ボードを失速させながら足を付いてい
ますよ…
もし、この意味を理解できるのであれ
ば↑↑
「左手の力」だけで身体を前に伸ばす
技術を身に付けてください…
まず、この部分の技術ができて初めて
パドルからの「初速」を作れます…
足を閉じたパドル(へそ重心)と左手の
力だけで身体を前に伸ばしてボードを
押し込む技術を練習することです…
これがテイクオフの初めとなる
「スピード1」の技術となります…
いいですね???
必ず意識し続けてください…
では、次に!!!
立ち方…
後ろ足を置いて、前足のヒザを内側へ
向けて「かかと」から置いてください
…
両ひざを絞る感覚で足を置くことが求
められます…
その足の置き方で、ボードが水平の状
態を保てるんですよ…
理屈は省略します…
そして!!!
ボードが水平のまま足を付けて初めて
波の中腹から両足加重で板を強く踏み
込んで「ボトムへ落とすスピードを重
ねます」↓↓
テイクオフの本質は、このスピードを
付けられるのかどうかなんです↑↑
「前足でボードを踏み込む!」
この概念を今すぐ捨ててください…
両足の踏み込みとは「軸足加重前傾姿
勢」を取っていないことにはできませ
ん…
この踏み込みを使って加速を掛けるん
です!!
「スピード2」の技術となります…
ライディングスピードを上げたいので
あれば、まず、この1~2ができなけ
れば話にならないということ…
ここを見つめずに先に進むなかれ…
いいですね??
では、テイクオフから踏み込んで初速
を上げると、ボトムへ降りた時にホー
ルドできる時間を作れます↓↓
ホールドとは、板を強く踏み込む為の
時間です!!
この時間があるからこそ!!
「高低差」を使った踏み込みでボトム
ターンに入るスピードを付けることが
できるんです↑↑
「スピード3」の技術です…
大丈夫ですね??
高低差を使いレールを深く入れるから
こそ、ドライブを掛けられます…
そして、このドライブの重要なカギは
「効き手の振り」となります↓↓
身体の右側神経回路に意識を集中させ
、効き手で水面を後ろに搔き上げなが
ら「振る動作」を使うことです↑↑
そして、その効き手の振りに合わせて
「後ろ足首を回す動作」を連動させ、
リップへ当てる場所にボードを向ける
んです↑↑
この力が弱いと、トップへ上がるスピ
ードが愕然的に落ちます…
「スピード4」の技術です…
イメージは付きますね???
効き手の振りと連動させて
「足首をグリッと回すんですよ!」
板を縦に上げる重要動作です…
そして、そのまま軸足ジャンプで前足
のレールを抜いて身体をひねってトッ
プへ上がります↓↓
ここで、後ろに振った効き手を前に戻
すスピードが板を返すスピードに繋が
ります↑↑
ポイントはボトムで板の軌道を変える
軸足首のねじりをホールドできるから
こそ!!
前足加重を抜けるようになり、効き手
も全開で前に出せるんです…
この意味は過去のブログで何度も書い
てありますので復習してください…
「スピード5」の技術です…
そして、そこから!!!
ボトム面をリップに当てます…
板の半円を描いた場所へノーズを落とし
込む為に、「軸足と効き手」をその場所
へ向けるように力を入れてください↓↓
重力に負けない姿勢を維持して、板を
身体の真下に引き込むんです↑↑
「視線」はお尻の真下を見ることが基
本となりますが、ドンピシャのタイミ
ングで当てるとリップが板を押してく
れる為に先を見ていても板を回せます
…
この部分は波のブレイクを読めること
が大切なる部分です…
「スピード6」の技術です…
そして、最後の着地↓↓
前足のかかとを使い板をお尻の真下に
引き寄せながら後ろ足を内側へねじり
込む力を使って「テールを蹴り」ます
↑↑
そして!!!
テールを蹴り込んでも板がブレないよ
うに両足でピタッと止めること!!
この、板を止めれるからこそ!!!
そのまま軸足前傾姿勢の状態で次への
スピードを出す、「両足の踏み込み」
を使えるんです↓↓
「スピード7」の技術です…
さて。
スピードを上げる為の技術1~7をざ
っくりですがお伝えしましたが、この
技術は全部繋がっている為に、1がで
きて初めて2ができるもの…
こう、考えなければいけません…
しかしですよ!!
例えば水平テイクオフからボトムへ落
とす踏み込みができたとしましょう↓
そうするとリッピングの着地の踏み込
みもできるようになります↑↑
上の2枚の写真はまったく同じ姿勢です
よね??
つまり、1~7とは言え、1個できれ
ば2個できるようになる!!
このように繋がり、スピードを出す技
術の習得を早められます…
長い道のりだと考えないことです…
「基本が全てです」
この意味を理解できれば、まずはテイ
クオフのスピードを上げる練習から見
つめなおすことです…
この部分をやらない人ばかりなので
、上達が遅れていることを理解して
欲しいところです…
ということで、このブログシリーズは
今日で終了となります…
何か少しでもヒントになれば幸いです
…
がんばって習得してくださいね…
板のふり幅が180°ってなんですか?
このような質問がありましたが、上の
写真のノーズを見てください↑↑
リップへ当てた時のノーズの位置から
半円描いた場所に落とすとふり幅は1
80°になりますよね??
これは、リップへ板を当てた時、身体
の中心に返すことでブレない姿勢で板
を押さえ込め、次へのスピードも出せ
るようになります…
無論キレも変わります…
身体の中心はお尻の穴です…
「1級試験では板の返しをマイナス方
向へ向けて返してください」
こう、言われることも多々あります…
いいですか!!
お尻の真下にノーズを引き込めば、板
はマイナス方向に向きます…
だから、180°を常に意識して返す為
にお尻の穴にノーズを落とせとお伝え
しているんですよ…
そして、常に板をマイナス方向へ返す
為にはどうすればよいのか??
もし、そう、思ったならば!!
今日のスピード1~7をやり込めばい
いんです…
何度も復習してくださいませ…