ボトムターンは段階的に練習すること！！
ボトムターン１
今日から要望多数によりボトムターン
練習方法へ移ります・・・
まず、ボトムターンとは言っても、浅
めのターンから深いターンまでのバリ
エーションは様々です。
従って、このシリーズはレベルに合わ
せて段階的に練習していく流れを書い
ていきたいと思います。
では、今日の内容は横へスピードを付
けられ、リップで技を仕掛けられるレ
ベルの中級編となります。
NSA３級くらいでしょうか…
特に
斜めの軌道で上ってしまう方にはおす
すめ内容です。
まず、なぜ、斜めに向けて上がってし
まうのか？？？
この分部を理解しながら改善すること
で、現状を抜け出せることになります
。
それでは、今日のお手本はブリアナ！
【XERO GRAVITY】
■５’８×１８ 3/4×２ 5/16 26.3㍑
----------------------------------
では、さっそくブリアナのラインを見
ながら進めていきましょう。
まず、、、
横へスピードを付けた時の景色！！！
先のフェイスが崩れてくる状況を判断
する場所です↓↓
まずアップスンでスピードを付けた時
に、ひと山先のリップが崩れてくるの
をハイラインから察知することです↑
走り過ぎの人は、この景色からもう一
つアップスンを入れてしまうことを我
慢しなければいけません・・・
上の写真の目線と同じ感覚で波を見る
ことで、ハイラインからボトムへスピ
ードを付けて降りるラインを頭に描い
てください。
そして！！！
次に！！！
このハイラインからボトムへ降りるま
での動作を意識的に作り上げていきま
す。
では、まずは質問です！！
あなたは先のリップを見ながら、何を
意識してボトムへ降りますか？？
よく、考えてください。
左肩ですか？？
前足ですか？？
斜めに上がってしまう方は、ボトムへ
降りたらすぐにリップへ上がるVライ
ンのイメージが強いものです。
そのVライン動作は、左肩を内側へ入
れ、前足意識でレールを入れてしまう
ことではないでしょうか？？？
では、ボトムへ降りるまでの動作を見
ていきましょう↓↓
ハイラインからボトムへ降りる時には
！！
まず！！
後ろ足に力を入れ、効き手を前に出す
右右の法則を作り上げてください↑↑
左肩前足意識で降りる方が多いので、
その動作は左左の力を使うことから真
逆の動作となります。
従って
身体の右側を意識するんです！！
まず
後ろ足のヒザを前に送り出すを力を使
いながらヒザを曲げ、右手の肘を前足
のヒザまで前に伸ばす姿勢を取ること
から初めてください。
そして、その姿勢のままボトムへ降り
きったならば！！！
次に
その前に伸ばした右手で水面を搔き上
げるように後ろ側へ振り、その動作に
合わせて後ろ足でレールを入れていき
ます。
斜めに上がる人は、この後ろ足の力で
レールを入れることができていません
ので、ますはこの右側部分を使う練習
が第一段階です。
そして次に、右手を後ろ側に振り後ろ
足でレールを入れる力とは！！！！
「身体を前に伸ばす力でボードを傾け
ます↑↑」
身体を前に倒すだけのイメージでは、
背骨が曲がり前足に力が入ってしまい
思った以上にレールは入りません…
そうならない為にも、骨盤を立て背骨
を伸ばしたまま上半身を前に伸ばす練
習をすることです。
しかし
このようにお伝えしますと、大抵の方
は、お尻が出て身体を丸めて上半身を
倒そうとします。
背骨が丸まると前足加重が強くなって
しまうので、その姿勢を改善するんで
す！！！
「背骨を前に伸ばす意識が重要」
この姿勢を取れると後ろ足に加重を掛
けたままの状態でレールを入れること
ができます。
そうなると↓↓
ターンの入り口から、レールを入れて
いても後ろ足加重を掛け続けていられ
るからこそ！！
左肩を波側へ向けても、後ろ足首でテ
ールを回転させる力を使いながらトッ
プへ上がれます↑↑
この動作によって板の軌道を縦に向け
ることができます。
そして、この動作を「軸足ジャンプ」
と毎度、呼んでいますね？？
波のリップへ斜めに乗り上げてしまう
方は、この基本動作となる効き手と後
ろ足軸でレールを入れることを作り上
げてください。
どうですか？？
イメージできましたか？？
イマイチイメージができない人の為に
少し話しを巻き戻しましょうか・・・
では
この分部から練習してください。
テイクオフは後ろ足軸前傾姿勢で構え
ること！！！
今日で２０００回目です(笑)
いいですか？？
その構える姿勢とは？？
後ろ足の力でボードを前に進ませるよ
うな力を意識してヒザを曲げ、骨盤を
立て背骨を伸ばし、肩甲骨を下げない
姿勢を取ること！！
身体の軸を真っすぐに後ろ足加重を作
る姿勢です。
右右の法則と呼びましょうか・・・
そして、この構える姿勢をニュートラ
ルとしてして波に乗る事です。
まず、ここができないと始まらないっ
て、いつもお伝えしていますね？？
ここを踏まえて理解することで、全て
が繫がっていくものです。
ボトムへ降りる姿勢でも、このニュー
トラル姿勢から重心を低くするだけで
す↓↓
もう一度言いますが、ニュートラル姿
勢は常に後ろ足と効き手に力を入れて
います。
重心を落としてレールを入れても、そ
の力を入れている状態は同じです↑↑
ボトムターンのポイントは効き手で水
面を搔き上げた反動を使ってスピード
を付ける意識が重要。
その効き手は前足より前に伸ばす事！
この動作をすることで、普段よりもヒ
ザを深く曲げられますよね？？
その効き手の振りに合わせて、骨盤を
立たせ、背骨を伸ばしながら前に伸ば
す動きを練習します。
胸を張るような感じで身体を伸ばすん
です↑↑
右右の法則で伸びあがる意識を作り上
げてください。
※グーフィの方は左左の法則です
ここまでが、浅いターンとは言え、ボ
トムターンの基本動作です。
イメージが付いてきました？？？
では、次に、この動作をしっかりとで
きるのか？？
フィジカルチェックとなります↓↓
まず、ヒザの屈伸をしても骨盤を立て
た状態で行えるのかが重要↑↑
骨盤が少しでも寝てしまうと、背骨と
首の骨も曲がり、身体の軸を真っすぐ
にすることはできません・・・
ここで、最重要ポイントが！！！！
「股関節を締める力」を使えるのかど
うかです。
この股関節の力で骨盤を立たせて背骨
を真っすぐにする力を使うんです！
このあいだのテイクオフのブログでも
スクワットの話しをしましたでしょ？
いいですか！！
レールを入れる時には骨盤を立たせま
す。
その力の源は「股関節の力」です↓↓
一般的に、身体を前に倒すとお尻が出
て背中が丸まってしまうものです。
構える姿勢もそうなってしまいますね
？？
この姿勢の源は股関節の力を使えるか
どうかということです・・・
結局はボトムターンの姿勢もお尻を出
してしまうと、上の写真の体勢を取れ
ないということです！！
で、、、
どの練習が一番簡単で尚且つ効率が良い
のかと言いますと・・・
スケボーしかありません。。。
まず、効き手を前に出し、背骨が曲が
らいないように前に倒すことから練習
です↓↓
後ろ足のヒザを深く曲げて重心を低く
しても、後ろ足の力を維持しながら効
き手を前に伸ばしてください。
効き手を地面に触る意識が重要です。
後ろ足と効き手で進行方向へ向けて力
を入れ、その方向へ身体を前に伸ばす
ような意識で練習です↑
前の肩と前足はバランスを取ることだ
けに使います↑
このように低い姿勢でも、後ろ足軸と
効き手のリードを使って体を倒してレ
ールを入れる練習こそ、一番早い効果
を上げていけます・・・
ボトムターンの場面場面を考えて練習
するよりも、この基本動作を練習する
ことで、やがて深いボトムターンに繋
がっていくものです！！
ここを作り上げることがすべてです！
では、最後にもう一度
大事な部分を復習しながら終わりにし
ます。
まずは、波のハイラインから！！！
先のリップを見て、その崩れるタイミ
ングに合わせてボトムへ降りること！
この景色を作ることです。
そして、ハイラインからボトムへ降り
る動作を右右の法則を意識して後ろ足
、効き手に集中です！！
後ろ足のヒザを深く曲げる為にも効き
手で水面を搔き上げる反動を使いなが
らスピードを付けること！！
まずはここを完璧に作り上げる練習で
す。
今日はここまで！！
次のブログではさらに深堀した内容で
お届けしますのでお楽しみに！！
【XERO GRAVITYの感想】
ブリアナ編
このボードの最大の特徴と言えば、リ
ップアクションでの反応よ！！
ボトム面からの水の抵抗を感じ無い状
態で回転するわ。
この感覚は、長年いろりろなボードに乗
っているけど初めてよ。
水が抜ける感じでもなく、ただただ、
凄いスピードで回転するのが言葉に
できないほど斬新なスピード。
このボトムコンケイブはJsだけの特
許・・・
あまりにも気に入ってしまい最近は
このグラビティしか乗っていないわ
。
このボードのコンセプトはオールラウ
ンドに使用できるモデルです。
日本では腹から頭くらいがベスト！！
特にパワーの無い波でのスピードは信
じられないくらい速いのが特徴です。
中級から上級者までのターンの練習に
は最適なボードです・・・
無重力を体験してください。
